痩せたいと思ってジムに通い始めました。
ランニングをしたりバイクを漕いだりしていますが使うマシンによって効果に違いはありますか?
他にもいろんな種類のマシンがありますが1番効果的なマシンを教えてほしいです。
有酸素運動で体脂肪を燃焼したい場合大切な要素は心拍数です。心拍数が同じであればどのマシンでも効果は同じだと思って下さい。特にどのマシンが効果的という訳ではないです。ただそれぞれに特徴があります。
以下はよくあるおかしなアドバイスです。
- バイクよりも使う筋肉が多いランニングの方が痩せる
- 一回の運動時間は12分以上継続しなければ体脂肪は燃焼しない
- 無理せずに最低限の負荷でも継続すれば痩せる
初心者に対して分かりやすくこの様な表現をするトレーナーもいるので理由があれば良いのですが原理的には間違っています。
有酸素運動で目標とする結果を出すには筋トレと切り分けて取り組まなければなりません。
この記事では主にジムで使うことが出来る有酸素運動マシンについてマシン毎の特徴・メリット・デメリット・選別方法をキャリア23年のフラッシュパパからお伝えしていきます。
有酸素運動マシンの選び方!
繰り返しますが使うマシンによって体脂肪燃焼効果は大して変わりません。
基準はほぼ一点のみとなります。
好みです
歩くのが好きならウォーキングマシン、膝が痛いならエリプティカルのような感じです。自分にしっくりとくるもので長時間行えるのならそれが一番です。
とはいえ、向き不向きを含めマシン毎に特徴があるのも確かです。
以下で説明していきます。
有酸素運動マシン5選【特徴・メリット・デメリットを解説する】
それぞれの特徴を紹介します。
動画で動きを確認できます。全て無音なので人目を気にしなくても大丈夫です。
ウォーキング・ジョギングマシン
正式にはトレッドミルという名称になります。
自然な運動ができるのでジムで最も人気のあるマシンです。大規模なジムであれば何十台も設置しています。
特徴 | 日常動作に近い自然な動き。傾斜をつけることも可能 |
メリット | 歩幅や腕の振りなどの動きが最も自由。万人向け |
デメリット | 着地時に関節に負担がかかる |
注意点 | 膝を痛めている人は坂道にすれば負担が減る |
心拍の上げやすや | ★★☆☆☆ |
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超本格派のウォーキング・ジョギングマシン
バイクマシン
正式名称はステーショナリーバイクです。
座ったままその場で出来るので読書やスマホをいじりながら行いやすいです。
特徴 | ウォーキングに次いで慣れ親しんだ動作 |
メリット | 回転運動なので着地がなく関節負担が少ない |
デメリット | 心拍が上がる前に脚の筋肉が疲れてしまう事がある |
注意点 | 上半身の姿勢が崩れないように! |
心拍の上げやすさ | ★☆☆☆☆ |
ステッパー
ステップマシンとかクライマーとも言われます。
上の動画はコンパクトなものですが実際のジムにあるものはもっと大きなものです。
特徴 | 常に階段を上っている感じ |
メリット | ハードに追い込むことに向いている |
デメリット | 低体力者向けではない |
注意点 | 腕で体を支えない事!足に体重を乗せる |
心拍の上げやすさ | ★★★★☆ |
エリプティカル
エリプティカルとは楕円形という意味です。
聞きなれない名前ですがジムに通っている人は馴染みがある人が多いです。クロストレーナーという呼び方の方がしっくりくるかもしれません。
特徴 | 楕円形の回転運動を立ったまま行います |
メリット | 着地がないため関節に優しく運動効率が高い |
デメリット | 軌道が決まっているため動きが合わない人が多い |
注意点 | 知らぬ間に心拍が上がりやすいです |
心拍の上げやすや | ★★★☆☆ |
ローイングマシン
上半身の筋トレを兼ねた全身高強度運動です。
置いているジムが少ないのが残念です。
特徴 | 身体の背面全体を使った高強度運動 |
メリット | 背中の筋トレを兼ねている |
デメリット | ハードすぎて長時間出来ないので結果的に燃焼させずらい |
注意点 | フォームを整えないと腰を痛めます |
心拍の上げやすさ | ★★★★★ |
有酸素運動で効果を出すための考え方
なぜ有酸素運動で体脂肪が燃焼されるのか?
脂肪というのはエネルギーの塊りみたいなものです。
どのように燃焼されるのか仕組みを理解しておきましょう。
- 酸素を取り込む事によって体はエネルギーをつくりだします
- エネルギーは体内の糖と脂肪酸を原料とします
- 運動により心拍数を上げればたくさんの酸素を取り込むことによって体脂肪は燃焼されます
- よって心拍数を体脂肪燃焼に最適な数値に持って行けば効率が良くなります
ここから分かること
- 心拍数をどこまで上げるかが最大のポイント
- 大きな筋肉を使った方が運動量が多くなるので取り込む酸素量も多くなる
- よって体の中で最も大きな筋肉である脚とお尻を使う有酸素運動を行わなければならない
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最適な心拍数または自覚的な運動強度
さて、ある意味この項が最も重要となるのですが、最適な心拍数というのは年齢や安静時の心拍により大きく変わってきます。
以下を参考にしていただければ無理なく行うことが出来ます。
年齢 | 体脂肪燃焼に効果的な心拍数 |
---|---|
20代 | 140前後 |
30代 | 130前後 |
40~50代 | 125前後 |
60代以上 | 120まで |
有酸素運動マシンには心拍を計ってくれるセンサーがついているのでたまにチェックしておきましょう。
ある程度慣れてきたら自覚的運動強度でどれくらいまで心拍が上がっているか分かるようになります。
いちいち心拍数を管理するのは面倒な方は以下を参考にして下さい。
- 運動不足解消であれば『楽である』と感じる強度で行う
- 脂肪燃焼が目的であれば『ややきつい』までの強度で行う
- 体力アップであれば『きつい』までの強度で行う
いずれも運動時間は長い方が良いです。
全国的に拠点のあるパーソナルトレーニングジムの一覧です。本気で結果を出したい人は考えてもよいかもしれません。