痩せたい人にとって食事管理と運動実践は必須の取組事項です。
でも『結局どっちの方が痩せるの?』という疑問は皆さんお持ちだと思います。
具体的な数値を用いて説明していきますね。
食事と運動はどっちが痩せる?
食事です。
質問がちょっと乱暴なのでもう少し説明が必要なのですが、直接体重を落とす量から考えると圧倒的に食事内容の改善に分があります。
食事 >> 運動
ただ『綺麗に)とか『一年後も』とか『健康的に』とか重要さで言うとどちらも大切です。
だから最後まで聞いてください。
- 痩せて今よりも綺麗になりたい
- 健康になって痛みや苦しみから解放されたい
- 痩せることによって人生を変えたい
あなたが本当に望んでいることはこのようなことではないでしょうか?
もしそうであれば手段に『運動』を組込むことは必須となります。
食事のカロリー例
厚生労働省 eヘルスネットより
うどんと牛丼で倍以上の差がありますね。
年齢や体重により異なりますが大体、男性2,000㎉、女性1,800㎉を堺としてそれ以上摂取すれば太りやすくなり以下だと痩せやすくなります。
つまり、うどんくらいのカロリーの食事を3食続ければ絶対に痩せるし、ハンバーガーセットと同等の食事を続ければ太ります。あくまで理論上は。
もう少し具体的に言うと、うどんやそばと同等カロリーの食事を3食続けた場合、一週間で1㎏減ります。人によりけりですが過体重の人はもっと減ると思います。
念のため言っときますが、本当に三食うどんにしたらダメですよ…。
運動の消費カロリー
大雑把に説明するとウォーキングを60分続けると大体200㎉前後消費、水泳みたいな激しい運動であれば500㎉前後消費すると思ってください。
60分で300㎉の運動を毎日行ったとしたら、24日で1㎏減ります。
食事管理に比べると時間がかかるように感じますね。
どっちが痩せる?結論
上の例の通り、目に見えて効果が出るのが速いのは食事管理です。
僕は過去にやっていたスポーツが体重制だったので短期間に10㎏くらい減量していたことがあります。
食べる量を減らせば簡単に体重は減りますよ。しんどいので簡単かどうかは別ですけどね。
とにかく食べる量を減らせば簡単に体重が減るのは事実です。
でも試合が終わったら減量前と同じ(かそれ以上…)に体重は戻ります。
人生は長い訳で一週間ガマンできてもそれ以上はふつう無理です。
食事が戻った途端に体重は戻ります。
ガマンは何だったのでしょうか?
減量にとって運動は必要なの?
ここからは具体的なデータで説明するのが難しいので僕の経験に基づいた説明をします。
単純に体重を落とすだけであれば食事管理だけで十分です。
ただ『健康的に』とか『カッコよく』とか『継続して』痩せるというのなら運動は必須となります。
運動の目的は人それぞれですが、『体質の改善』にこそおおきな価値があるからです。
以下、運動の効果です。
- 血流が増加する。その過程で血中の脂質や糖は消費される。
- 血流が増加することにより血管の収縮が起こり柔らかくなる。動脈硬化が改善される。
- 毛細血管が体中に広がる。循環が活性化される。体調が良くなる。
- 循環が改善されるから神経伝達は改善され活力が出る。
つまりこういう事です。
『続けると体脂肪減るし、体調が良くなるよ!何となくやる気が出なかったりダルくても運動をすれば気分良くなるよ!!』
何となく聞いたことある言葉かもしれませんが、ちゃんと科学的な理由があるのです。
残念ながら減量にとって運動の貢献度としては脂肪燃焼しか見えていないことが多いですね。でもそれ以外の事の方がはるかに価値があります。
しかもこれは有酸素運動のみのメリットとなります。
筋トレやストレッチングも含めると運動の貢献度は計り知れなくなります。
まとめます
- 痩せるための食事管理と運動実践では食事管理の方が目に見える効果が高い。
- 体重減少に目を向けしすぎると失敗する。
- 運動の価値を『体脂肪燃焼』だけに求めるのは間違い。
- 運動が何故体質改善に貢献するのかを理解すべき。
当たり前じゃないかと思う人は大丈夫なのですが、とにかく短期的に痩せたいと思っている人は要注意です。
急がば回れと言いますが、理屈で考えると減量も同じですね。
のんびりやりましょうとは言いませんが、本質を見なければまず失敗しますから気を付けてくださいね!
今日はここまでです!